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進化した鉄道

ドイツ鉄道(DB)が最近電車を走らせているのみならず、鉄道の利便性を高める面白いサービスをいくつか提供しています。その中から、特に変わっているものを以下でご紹介したいと思います。

下に行く鉄道と自転車
下に行く鉄道と自動車
下に行く鉄道と飛行機

鉄道と自転車

レンタサイクル
ベルリンのレンタサイクル

日本の鉄道駅付近でもレンタサイクルが見られます。殆どのはママチャリといわれているものです。また、エコの感覚で放置自転車を再利用したレンタサイクルはあっても、「おしゃれ」と言えるレンタサイクルは少ない。

その一方、ドイツでは自転車を使ってもらうために、ギアーや技術が充実している丈夫で高級な自転車をレンタサイクルで使うことが増えてきました。その中では特に目立つのが2000年に初めてミュンヘンで導入された「Call a Bike」のレンタサイクルです。今やベルリン、フランクフルト、ケルン、カールスルーエでも同じレンタサイクルのシステムが設立されています。このシステムの特徴は中心市街地のどこでも拾え、どこにでも乗り捨てられることです。料金精算は電話で行います。空いている自転車を探すには街を歩いて探すか、携帯電話を使って探すかの二つの方法があります。自転車を見つけたときは、鍵を確認します。鍵が青で点灯している場合に、自転車を借りることが可能です。鍵が赤で点灯している場合は、自転車は利用中です。

自転車を借りるためには一度登録しなければなりません。登録の際に受けたコードは自転車の鍵となります。料金の精算には現金がいらないで、自転車をどこかで安全に止めて、「利用済み」のボタンを押して、貸し出し元に電話をかけることにより電話料金の一部として引き落とされます。

利用料金は1分8セント(10円程度)で、一日の最大の利用料金は15ユーロ(2000円以下)です。自転車を1週間借りた場合の料金は60ユーロとなります。また、鉄道事業者の子会社「DB Rent」がこのシステムを運用しているので、鉄道の割引カードを持っている人々は特別な割引の対象となります。

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鉄道と自動車

カーシェアリング
ラーベンスブルクのカーシェアリング(撮影:Michael Meding*

クルマを毎日運転しない人にとっては、カーシェアリングが便利です。クルマを買わなくても良いし、駐車場を借りなくても良いからです。クルマを使うためにはカーシェアリングの事業者に登録し、年会費を払わなければなりません。

カーシェアリングが戦後直後にスイスで初めて提案され、ドイツ初のカーシェアリング会社は1988年にベルリンで設立されました。原油価格が上昇した最近はカーシェアリングに関する関心が高まってきたようですが、都市でカーシェアリングが可能でも、地方でカーシェアリングを提供している会社が殆どありません。

「Call a Bike」を運営しているドイツ鉄道の子会社がいくつかの駅でさらにカーシェアリングを行い、他のカーシェアリング企業とパートナシップを組んでいる都市もあります。

クルマは時間単位でも借りられますが、一日や一週間借りてもかまいません。料金はクルマの種類や大きさによりますが、「Call a Bike」と同様に借りる前の登録が必要です。クルマの予約は電話、またはインターネット上でできます。

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鉄道と飛行機

この取り組みは自転車と車だけではなく、鉄道と飛行機もあります。

列車が飛行機と同じようなフライトナンバーをもらい、航空券を買うときに割引の対象となります。「コードシェアリング」の列車はフランクフルトの国際空港といくつかの主要都市の間を通っています。

この組み合わせは「コードシェアリング」と言い、DBのコードシェアリングパートナーは現在、米国のアメリカン航空、台湾のチャイナエアライン、オーストラリアのカンタス航空、ポルトガルのTAPポルトガル航空と日本のANAです。

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最終更新:2008年5月20日
© Susanne Elfferding. All rights reserved.

(1)カーシェアリングの写真は外部リンクウィキメディアコモンズ外部リンク写真に基づきます。 撮影:Michael Meding。 ライセンス:Creative Commons 外部リンクAttribution ShareAlike 2.0 License