(*鉄道の好きな女は「鉄子」なら、道路に興味のある女は…?)
2月末は自転車一色でしたが、ブログを書く暇を上手く捕まえなくて、ご報告がかなり遅れています。ごめんなさい!
2月26日(金)~28日(日)にはルール工業地帯のエッセンに出かけました。キャンピング、旅行と釣りの見本市が開かれ、その中には自転車の展示が2ホールで行われました。自転車屋の展示ブースは多かったが、今年は特に電動アシスト自転車が目立ちました。自転車をハンドルでボートのように漕ぐ「row bike」や足を前に向かってコグリカンベントなど、様々な変わった自転車の試験運転ができる場もありました。さらには
全ドイツ自転車協会(ADFC)、連邦交通省、
ノルトライン=ヴェストファーレン州における自転車に優しい市町村の協議会(AGFS)などの展示ブースもありました。ドイツ国内の観光地の宣伝がメーンとなっているホール内でも、自転車が話題として目立ちました。やはり自転車観光が無視できない経済分野に成長したようです!
どきどきはらはらしながら楽しんでみたのは「バイクトライアル」のショーでした。3人の若いお兄さんが特殊の自転車に乗ったままでジャンプして箱や樽などの障害物に上りました。人を飛び越えるスタントもありましたので、見るだけでも心臓が止まりそうでした。
それでも展示会よりも面白かったのは、同じ日に同じ会場内で開かれたAGFS会議でした。市町村の代表者、ADFCの会員や自転車に興味のある方が大勢に集まり、今年の
ベスト・フォア・バイク賞授賞式に出席し、様々なテーマに関する講演やパネルディスカッションを聞きました。
面白いスピーチはいろいろありました。「馬力の多い公用車は要らない!僕は逃亡中の銀行強盗ではなく、市長ですよ!」と、クルマを捨てて電動アシストの公用自転車で飛び回っているテュービンゲン市長の市内の自転車交通促進に関するスピーチは特に印象的でした。「人の脳みそがクルマで汚染され、クルマが人間の空間をどれだけ奪っているかに気づかない!」と主張しているオーストリアの交通学者のスピーチも大変面白いと思いました。
今年のベスト・フォア・バイク賞の受賞者はところでみどりの党の元の環境大臣ユルゲン・トリッティン(人物賞)とフランクフルト市とその周辺の自転車インフラ問題窓口(アイデア賞)です。この窓口が大変役に立つものです。住民などの道路利用者が壊れた自転車道や汚れた自転車用の道路標識に関する情報をこの窓口に届けて、情報が地図に落とされて、担当行政が自転車道や標識の修理を行います。
2月28日(日)には次のイベントがありました。ハンブルクの国際会議場には「自転車観光メッセ」が開かれました。開催者はADFCで、自転車屋や自転車専門の旅行会社などの展示ブースがあっても、見本市そのものの準備や実行は全部でボランティアによって行われています(今年は私も少し手伝いましたよ!)。人がこんなにがんばることを見ると、本当に印象的です。
自転車や新しいパーツと自転車観光地(エッセンでも、ハンブルクでもバルト3国の「自転車旅大国」宣伝が特に目立った)の紹介の他には、自転車の交通安全や自転車の旅に関する講演、自転車旅の経験者が自転車、賢い荷物の積み方や旅の写真を紹介しているコーナー、自転車用のナビが紹介されているコーナーや自転車を試験運転できるホールなどがありました。例年のように、工事現場で見られるようなワイヤーのフェンスが暫定の駐輪場として会場の付近に置かれましたが、雪が相変わらず多くて自転車客が少なかったようです。
来年の自転車観光メッセは3月13日のようですが、またがんばって参加しよう!
さらに、6月22日~25日の間にデンマークの首都コペンハーゲンで開かれる自転車国際会議「ベロシティ」に参加することになっています。日本からも人が来るのかな?
ところで、雪がまだ残っています。今年はちゃんと春になるのかな?
シェアードスペースに関する記事を書きましたよ!
この雑誌のp.14と15です。
やれやれ。「地球温暖化」とは言え、今年の冬は終わりそうもない。雪が2週間前にいったん溶け始めたが、気温がまた低下したので、道路が先週から見事なアイスバーンに化けてしまいました。今の気温は-6度。ほとんどの市町村には氷を溶かす塩が無くなってしまいました。おまけに、除雪を引き受けている企業が今日ストのようです。すばらしい。
幹線道路は除雪されていますが、クルマで地区内道路に入ることは緊張します。車輪が雪に掘った深い溝の間に盛り上がっている雪が凍ってしまったので、車体の低いクルマががりがりとその上をこすっていきます。この溝のために曲がることも不可能で、クルマで鉄道を走っているようなことです。氷に囲まれている沿道駐車場への出入りはさらはらはらします。
しかし、歩行者も大変です。氷の上に砂がまいてあり、気を着けば何とか無事に歩いていける歩道もありますが、凸凹の氷のために沿道駐車のクルマや(ハンブルクでよく見られる)煉瓦の壁にしがみつきながら歩くようなところもあります。けがや骨折が相次ぎ、病院も大変そうです。普段は自転車や徒歩の郵便配達も転んでけがをした人が多く、半分あきらめたそうです。
そして、自転車は?ハンブルクの自転車道が除雪されていません。自転車で歩道を走ってはいけませんが、凍っている車道で滑っているクルマの間を塗っていくのも命がけです。そこで、社会民主党の議員が自転車道の除雪に付いて議会に問い合わせた結果、「冬の自転車が少ないので、除雪は不要。転んでけがをしても責任は負えません。」との回答がきたそうです。しかし、州の道路法が制定された1974年以降は自転車の位置づけや数が大きく変わっただけではなく、自転車での通学などが今のお天気でも続いているので、「自転車道の除雪は重要だ!州道路法を改正するべきだ!」との声が今年の厳しい冬で増えてきました。
しかし、私の自転車にはスタッドレスタイヤがないので、この状況の中で自転車に乗ることはないぞ!
1月18日~22日は社団法人日本交通計画協会の調査団体と同行し、自転車交通計画を調べにイギリスのロンドンとブリストル、そしてドイツのベルリンとキールに出かけました。両国の交通省にも訪問しました。メンバーと内容が大変楽しい調査で、私もとても勉強になりました。
調査の結果を纏めることは私の役割ではなく、ブログの限られたスペースでできることではありませんが、受けた印象や考えてことを簡単に述べさせていただきます。
ドイツでは、自転車に関する基本的な考え方が特に印象的でした。「自転車交通をシステムとして見なすべきです!」とのことで、クルマと同様に、自転車のが走行空間や止める空間以外には関連のサービスも必要とする考え方です。例えば自転車への通勤手当、必要なときに手に入る修理サービスや自転車用のパーツ、自転車で旅する人にとっては使いやすい宿、企業や公な所などにあるコインロッカーや店舗などの荷物配送サービスなどを、その「システム」を形成しています。ドイツ国内では、自転車に熱心である多くの人々がこのシステムの完成を目標に掲げているようです。行政が単独に実現できるようなものではなく、様々な分野の多くの人の努力を必要とし、この目的に達することは大変でしょうが…。
イギリスの自転車事情も大変印象的でした。イギリスを初めて自転車で旅した80年代後半と比べて、クルマに関する考え方も、自転車に関する考え方も大きく変わりました。1999年以降は(ドイツなどの「ゾーン30」に相当する)「20mphゾーン」が市町村の判断により自由に導入されるようになり、2000年頃以降はオランダの「ボンエルフ」に相当する「ホームゾーン」が導入され、「人に優しい道路」への転換が明確です。最近は自転車も注目されています。
その結果、自転車に集中的に力を入れている市町村が最近増えてきました。その一つはイングランド地方南西部のブリストル市です。古くからの港町で交通拠点としての歴史が長いブリストルが2008年に「イングランド初の自転車都市」に選定され、自転車促進に関する補助を受けるようになりました。この補助金を活かして、ブリストル市が自転車用のインフラ整備に力を入れているだけではなく、自転車に関するマーケティングやイベントなどのソフト制作政策も熱心に行っています。その中には子供の自転車教育、企業へのアドバイスと補助や、居住者を訪問するアドバイザー制度などがあります。事業の目的は自転車利用を増やすことですが、市がは特に自転車利用の健康効果、交通渋滞の削減や自転車の環境効果を期待しているそうです。ところでこの取り組みとは特に関係がありませんが、イギリス全国の自転車ネットワークなどにがんばっているNPO法人「サストランス」の本部もブリストルにあります。
なお、余談ですが、ブリストルの「先端的な交通に関する取り組み」は港と自転車に限りません。市をロンドンとつなげる鉄道が1840年に開通しましたが、イギリス国内の時間がその当時まだ統一しませんでしたので、中心市街地にある市場の時計には分針が二つあります。分針一つがブリストルの時間を表し、もう一つは10分ほど進んでいる鉄道の時間、つまりグリニッジ標準時を表しています。ブリストルの時間とロンドンの時間が1852年に初めて統一しましたが、それ以前は汽車に乗り遅れてしまった人がどれぐらいいたのでしょうか?
私が「全ドイツ自転車協会」に関して書いたエッセイがシクロチャンネルに
アップされました(閲覧にはフラッシュが必要)。取り急ぎご連絡まで…。
駐輪のことを東京都に習うべき!昨年末の日本滞在をきっかけに紹介していただいた江戸川区の立体駐輪場を
ドイツ語でご紹介することにしました。
まだ生きていますよ!
日本でもニュースになったかどうかはわかりませんが、北ドイツは雪と低気圧に負けています。バルト海岸が特に大変のようで、堤防が吹雪のために危なくなり、停電が発生し、交通事故が多発していました。地方紙のオンライン版によると、雪が強風のために高く積もり、アクセス不可能になった集落さえあります。そもそも雪が少ない北ドイツですが、数多くの電車やクルマが今週末の例外気象のために雪の中でスタックしてしまい、320人以上がその結果として寒い思いをしながら昨夜を過ごしたそうです。地方部の除雪が間に合わないので、ドイツ最北の州であるシュレースビッヒ・ホルシュタイン州の一部の学校が明日休校になります。30年ぶりの吹雪だったそうです。
一方、ハンブルクでは雪が降ってはいましたが、まったく平和でした。
「雪化粧のハンブルクを見て楽しみましょう!」と、友人と一緒に出かけました。ハンブルク港や市の中心市街地を回り、最後にはエルベ川沿いに東に向かいました。なるほど、雪は数センチ積もってはいましたが、
ちょうど一年前ほどの氷はありません。
いろいろと回った結果、体が冷えておなかがすいてきましたので、帰りの途中で偶然にアルテンガンメ地区の堤防のそばで発見した店に入りました。わらぶき屋根の古い建物で、気づいたら飲食店経営が200年以上続いています。中に入ってみると、さすがにタイムスリップでした。藁から作られた無数の星の飾りが天井からぶら下がり、ろうそくがほのぼのした雰囲気を出している部屋が狭く、家具も部屋のスタイルも多昔のままでした。他の客は皆地元だったようで、ものすごく居心地の良いところでした。紙に書いたメニューもなく、決まった値段もないようで、あまりのもアバウトのためにはまずは不安でしたが、払ってみると案外安くてびっくりしました。食べ物は簡単でしたが、味はものすごくおいしかった。この幻の店には、また行きたいよ!
しかし、もう一つのびっくりがありました。アマチュアーのサイクリングレースが毎年10月にこの店の前で出発することが家に帰ってからネットを見てわかりました。このレースはハンブルクからベルリンまでのもので、走行距離は1日275キロです。ちょっときついかな?(絶対に死ぬぞ!)
ハンブルクが珍しくホワイト・クリスマスになっています!
24日の夜を家族と過ごし、おおいしいものを食べて、プレゼントを交換することは伝統習慣です。25日と26日は休日で、家族で集まったりして、友達に会ったりして、落ち着いて過ごす日々です。雰囲気は穏やかで、何となく日本のお正月と似ています。
28日~30日は仕事をする予定ですが、31日と1日は大みそかとお正月でまた休みとなっています。ほとんどの人の仕事は来年の4日から再開するでしょうが、私はどうしようかな?特に出かけることがなくて、同じタイミングでいいんですよね…。
Merry Christmas
and a happy New Year!
先週の土曜日(12日)はリューベックの
クリスマスマーケットに遊びに行ってきました。しかし、仕事が忙しくてご報告が遅くなってしまいました。ごめんね!
リューベックのクリスマスマーケットはなかなか見事でした。
トラーベ川に囲まれている島に位置し、世界遺産に指定されている旧市街地がこのクリスマスマーケットの舞台になっています。いや、旧市街地そのものがクリスマスマーケットに変身したと言えます。
テーマが違った市場は実はいくつかあります。それぞれの営業時間もことなりますので、事前に確認した方が良いと思います(我々が今回ちょっと失敗したところです…。来年再挑戦かな?)。市役所前に広がっている市場においては食べ物や飲み物の屋台が中心です。商店街には民芸品の市場、そのそばには小さな移動遊園地、教会の広場には中世の雰囲気を出している工芸品の市場、子供用の「昔話の森」、川沿いにあるクッキーを焼き、クリスマスの飾りを作る子供参加型の市場や中世の煉瓦建築遺産「聖ペトリー教会」と「聖霊養老院」内で開かれている市場があります。アーモンド、砂糖とローズウォータからできた伝統菓子「マルチパン」の老舗「ニーダエッガー」社のバザーもあります。やれやれ、全部を見て回るのは大変です。
いくら「自転車、自転車」と言っても、ハンブルクからリューベックまではクルマで行きました。しかし、立体駐車場待ちの行列が長かったので,来年はやはり電車かな?駐車場の前で待っている間に、雪が降ってきましたので「クルマの中が暖かくていいなぁ…。」とは素直な感想でしたが。雪があまり積もらないままでみぞれになり、雨になり、またみぞれになったが、クリスマスマーケットは楽しくて、時々は「寒い!」と思ってもお天気のことを結局あまり気にもしておりませんでした。
小さな移動遊園地の大きな観覧車も魅力的でした。高さ42mです。斜めに狭い広場に設置され、ぎりぎり回っている感じです。観覧車をどうやって組み立てたのでしょうか。不思議でなりません…。
もちろん、早速乗ってみました。寒くて寒くて手が触れて写真がぶれてしまいましたが、眺めはやはり抜群でした。
観覧車に乗って冷え切った体を温める(解凍する?)方法もありました。「グリューワイン」です。「グリューワン」とは、様々なスパイスが入っているホット赤ワインのことです。「グリューワイン」を売っている屋台はどこのクリスマスマーケットでも数多くあり、大変人気を集めているものです。その結果、「グリューワイン」の屋台が常に多くの人に囲まれ、移動が急いでいる方は「グリューワイン」の売り場を避けた方が確実に早いと思います。
食べ物の屋台もあります。揚げ物、ソーセージや焼きたてのお菓子などの暖かいもはもちろんヒット商品です(日本の石焼き芋も売れるのではないでしょうか?イザという時はそれかな…?)。しかし、手作りのものや民芸品を含めて、「物」を売っている露店も数多くあります。ろうそく、クリスマスの飾り、焼き物、木のおもちゃとパズル、ビーズとアクセサリ、庭の飾り、スパイスやドライフルーツ、何でもあります。ハンブルクのクリスマスマーケットではバリエーションに富んだ鳥の巣箱さえありました。
クリスマスプレゼントに困っていませんか。アイデアがほしい方は、是非一度クリスマスマーケットに来て、インスピレーションをもらってきてください!
ずっと前からご報告しようと思った件ですが、ドイツのコミュニティーサイクルモデルプロジェクトが8月に決まりました。応募した44市町村と地域の内、15都市と地域が賞を受けて、賞を受けた市町村の内には8つがプロジェクト実現に向かっての補助金を受けることになっています。補助金の総額は1270万ユーロです。補助を受ける8つのプロジェクトの特徴は以下の通りです。
| 都市・地域 | プロジェクトの特徴 | ||
|---|---|---|---|
| 電動アシスト自転車を使った取り組み | |||
| ガルミッシュ・パルテンキルヒェン村 | 山の多い地域における電動アシスト自転車のコミュニティーサイクル(観光・日常利用用)、ナビ、子供の自転車と荷物用 |
||
| シュツットガルト市 | |||
| 従来の自転車を使った取り組み | |||
| ルール都市圏 | 11都市の参加、「欧州文化首都事業」に関する自転車に優しいイベント開催、公共交通の定期券への割引 | ||
| オストフォアポンメルン郡 | 既存レンタサイクル事業者50社の連帯、GPS、観光と日常利用 | ||
| カッセル市 | 公共交通とカーシェアリングとの連帯 | ||
| ドレスデン市 | 自転車の配送が可能、公共と民間のパートなーがポートを運用できる、ドレスデン工科大学による関連研究 | ||
| ザールブリュッケン市 | 利用者が公共交通の定期券をもらう、モビリティーマネージメントとカーシェアリングとの連帯 | ||
| ニュルンベルク市 | 工業団地との連帯、公共交通とモビリティーマネージメントとの連帯 | ||
| マインツ市 | 自転車を同じポートに戻したときの割引(自転車再配布の手間が省く)、公共交通利用者への割引、ポートが非常に多い | ||
以上の8都市・地域の他に、ライプツィッヒ市、カールスルーエ市、ポツダム市、アウクスブルク市、ハレ市とベントハイム伯爵領地域が賞を受けました。
「シェアード・スペース」に関する会議をきっかけに、2週間ほどを日本で過ごすチャンスが巡ってきました。11月の下旬を東京で過ごして、数多くの人に会うことができ、日本の自転車交通などに関しての最新情報を仕入れ、以前日本に暮らした時の友人と再会し、おいしいものを食べて、ドイツで手に入らない日本のものを買いまくって大変充実した幸せな時間を過ごしました。本当にありがとうございました!
ドイツに帰国したのはわずか1年前のことですが、「自転車」というテーマはいかに活発に議論されるようになったかは今回の日本滞在注に生々しく実感できました。話が以前から注目されている「放置自転車対策」にとどまらず、駐輪場をどう整備するか、自転車の走行空間をどう確保するか、コミュニティーバイクをどうやって導入するかなど、論点が広がり、いろいろな面白い取り組みが行われています。
日本の自転車事情に詳しい方のお勧めで早速、江東区の亀戸地区と渋谷区の幡ヶ谷地区に出かけて、日本国内の有数の自転車レーンを拝見しました。
亀戸地区に着いたら、自転車があまりにも多くびっくりしました。自転車にあふれている駅前駐輪場、そこら中に止まっている自転車(わざと「放置自転車」と呼びたくない…)、自転車に乗って移動するあらゆる年齢や職業の人々。しかし、何よりもびっくりしたのは国道沿いの自転車レーンでした。「双方向の自転車道としてはちょっと狭いのでは…?」と、オランダやドイツの自転車道と比べてちょっとだけケチをつけてしまうかもしれませんが、「クルマの車線を減らして、自転車専用のレーンを導入すれば…?」と発言しましたら、「とんでもない!」といわれそうなのは本当に数年前のことでしょうか。この整備が実現したことさえが感動ものです。
昼間に行ったせいか、亀戸と比べて幡ヶ谷の自転車が少なかったようです。自転車レーンが青のカラー舗装でマーキングされて、自転車レーンと車道の間のフェンスがないために空間が亀戸と比べてすっきりしていますが、違法駐車が多く、自転車が車道に出ることが多いようです。その結果、歩道を走る自転車も多かったようです。やはり、クルマに対向することには勇気が必要でしょう…。
千代田区丸の内地区のコミュニティーサイクル社会実験も見ました。せいぜい最終日でしたので資料が手に入らなかったが、自転車とそのポートを見ました。JTBがやっているシステムで、小型の白い折りたたみ自転車でした。
丸の内の話を詳しく聞くと、再開発に伴う交通の話が多いことが判りました。その中にはマルチポート型コミュニティサイクル、循環バスや電気自動車によるコミュニティタクシーとカーシェアリングがあるようです。
すべてを詳しく書き、さらには「シェアド・スペース」の会議報告をここに乗せようとしましたら長くなりますので、ここでは一段落にします。
ドイツでも良く、日本でも良いから、是非また合いましょう!
シクロチャンネルへの次のエッセイが
アップされました(閲覧にはフラッシュが必要)。内容は道路交通規則の改正ご自転車の交通ルールです。
ハンブルク州環境省が昨日開いた「欧州グリーン首都」関する説明会に出席しました。「欧州グリーン首都」とは「European Green Capital」の訳で、「ヨーロッパのグリーン・キャピタル」、「ヨーロッパの環境首都」の意味を持っています。欧州委員会による募集が昨年から始まったばっかりで、日本語の定訳がまだないようです。
ADFC、WWFやBUNDなど、数多くの環境団体が昨日の説明会に出席し、私も実はADFC代表者の一人でした。アンヤ・ハイトゥック州都市開発・環境大臣の説明によると、「市がダメ元で一応応募してみましたが、一番高い点数をとって勝ったのは大変びっくりしました。しかし、環境に関しては数多くの課題があることを意識し、『欧州グリーン首都』は光栄でありながら、受けた賞よりも与えられた課題であると思っております。皆で手を組んで、市がさらに良くなるようにがんばりましょう!」。同じくドイツ国内にあるエッセン市が来年の3つの「欧州文化首都」の一つとなることなどを背景に、ハンブルク市が得点から言えば第2位となったストックホルムに続いて2011年の「欧州グリーン首都」となります。その分は準備期間が長くなり、再来年の方が良かったかもしれません。
ハンブルクの成果は本当に見事です。日本でも広く「環境都市」として知られているフライブルク市も応募しましたが、フライブルク市が8つのトップランナーに入ったものの、市が自転車交通先進都市のミュンスターとアムステルダムに負けた第5位に立ちました。「我々がまだ環境都市のイメージを持っていないので、他の都市もびっくりしました」と、州環境大臣が述べました。
しかし、大臣がおっしゃる通りに、「欧州グリーン首都」に関する手続きややり方が欧州委員会などでもまだちゃんと定まっていないなかで課題が多くて、やるべき仕事が手一杯あります。私はこの発展を必ず見守りたいと思い、なるべく何か貢献したいと思っておりますので、「欧州グリーン首都」に関するリポートや記事が今後も出てくると思います。
お楽しみに!
負けた!
ハンブルクは自転車幹線ルートを来年に開通しようとしています。その最初の2路線が既に決まっているようですが、マーケティングの「マ」の字もなさそうです。そこで、ロンドンの交通局「Transport for London (TfL)」が今月YouTubeに流したプロモーションビデオが気になりました。スピード感があり、本当に、本当にすばらしいものです…。
ロンドン市長からの挨拶を含めて、このビデオが市の自転車政策を紹介しています。1億1100万ポンドの予算が確保され、レンタサイクルや駐輪(ビデをを見た限り
金属の棒形駐輪場で盗難防止が優れたものです)や自転車利用促進がこの予算の目的ですが、郊外から中心市街地にアクセスする12の自転車幹線ルートは目玉です。その名前はなんと「Cycle Superhighways」で、ネーミングも大変格好いいと思います。最初の2路線が来年の夏に完成する予定ですが、その整備はわかりやすい路面標示や案内標識と沿道の駐輪場を含むそうです。
「自転車道が狭くて走りにくいのではないでしょうか」、「放射状のルートはあるが、環状ルートがないのではないでしょうか」など、オランダやドイツの自転車道ネットワークと比べてケチをつけている人はいますが、年々増えていく自転車通勤に対応する政策としてはすばらしいのではないでしょうか。
のビデオの最後の一言である「自転車革命」がロンドンで本当に実現するといいですね。
ハンブルクの
国際建設博覧会(IBA)を全ドイツ自転車クラブ(ADFC)のハンブルク部会が発刊している雑誌で紹介しました。記事はもちろんドイツ語ですが、読んでみたい方は
このpdf(2,633kb)のページ6と7をご覧になって下さい。
道路だけではなく、街路樹も研究する価値があるなぁと、今日思いました。実がちょっと小さいが、目の前にはカリンがありました。ヨーロッパのマルメロではなく、本物のカリンですよ。カリン酒かな…?
目をちゃんと開けて道路を歩いてみると、本当にいろいろあります。今年の収穫は(小さいが味がとても濃い)野生のリンゴとナシ、ハマナス、ニワトコ、ヒイラギナンテンやヘーゼルナッツです。一度霜が降りてからになりますが、スピノサスモモも期待しております。知らないのもありますか?案外、日本にもある果物がそのなかにあります。また、この辺の公園でいきなり日本の植物に出会うことがあります。わくわく。
今年はとにかくジャムが多い年です。ほしい?
シェアードスペースの研究に続いて、また別の観点から自転車交通を考える仕事が入りました。月曜日から水曜日は筑波大学、埼玉大学と武蔵野大学の専門家に同行し、ニーデルザクセン州とハンブルク市のモビリティー教育に関しての通訳を行いました。
この仕事はいろいろと勉強になりました。ニーデルザクセン州のモビリティーカリキュラムは本当にすばらしいもので、感動しました。交通だけではなく、移動そのものが「モビリティー」として州で数多くの科目に盛り込んでいます。いくつかの科目を組み合わせて行うプロジェクト、学校の部外者と一緒に行うプロジェクトや自分の生活圏を探検するプロジェクトなど、プロジェクト型の授業も豊富です。「モビリティー」はやはり「社会参加」に欠かせない前提条件であることは今回の仕事でよくわかりました。
ニーデルザクセン州の文部省やリューネブルク大学の専門家の話を聞くことだけではなく、ハノーファの基幹学校とハンブルクのギムナジウムにおいての授業を見学できました。いずれにも「自転車色」が濃かったです。基幹学校が地区の人々に自転車を売って、地区の人々の自転車を修理する「自転車工房」をもっています。学生達がボランティアとして事務の仕事、販売の仕事や修理の仕事などに関わり、いろいろと勉強しながら本人達に自信が付きます。
ハンブルクでは警察が小学校と中学校で定期的に行っている「自転車教室」を見学しました。子供達(と日本人の研究者達)が警察官の指導を受けながら実際に道路を走り、規則正しい自転車走行を体験することはこの授業のハイライトでした。自転車の授業はやはり楽しい!
私は自分の自転車をこの授業に持って行ったので、ハンブルクの北部にある学校からの帰りは自転車でした。一日50キロ以上の走行距離になったかと思いますが、学校周辺の住宅街、空港付近の田園風景、アルスター川沿いの立派な公園、楽しく賑わっている中心市街地、自転車をエレベータに乗せてエルベ川を渡るトンネル、大型トラックだらけの港湾施設など、変化に富んでいる都市風景を街を南北に横断することによって満喫できました。
新鮮でとても楽しかったが、足がだる~い!
(ブログ記載に関しては研究者達の同意を得ています)
日曜日の予定は開くのかな?面白そうな自転車ツアーがあります…。開催者はハンブルクのみどりの党(GAL)で、ツアーのテーマは整備予定のLRT路線視察です。
ハンブルクの路面電車が1978年に廃止され、路面電車の代わりにバスが走ることになりました。しかし、進化した路面電車である
LRTの導入が数年前から議論されましたが、2008年には本格導入がようやくキリスト教民衆同盟(CDU)とハンブルクのみどりの党(GAL)の連立政権により可決されました。新路線がエルベ川付近のアルトナ地区からハンブルクの東北にあるブラームフェルト地区まで予定されています。総延長はおよそ15キロです。しかし、計画が進んでも、LRT建設の法的な前提である計画確定手続きは来年の2010年に予定され、まだです。
新しいLRTの第1区間としては延長およそ7.5キロの北の区間を2014年に開通するとされています。
2週間ほどの出張が終わり、いよいよハンブルクに帰ってきました。出張の主なテーマはシェアードスペースと交通静穏化や自転車交通でしたが、行き先はドイツ、オランダ、ベルギーとイギリスの数都市でした。同じな理念に基づきながら、シェアードスペースの解釈がいろいろ多様で、整備された空間が個性的でどれだけ違うかは目から鱗でした。「不安の環境を作ってこその交通安全」の効果を実際に見てみないと、信じがたいとの実感もありました。出張中に集めた数多くの資料や印象を整理している最中ですが、少し落ち着いたらシェアードスペースに関する簡単なリポートをまとめる予定ですので、その公開を楽しみにして下さい。
しかし、シェアードスペーススペースの研究が終わってもほっとして休むわけには生きませんでした。金曜日の夜遅くはイギリスから帰国て、荷物を入れ替えって土曜日の朝にほぼその足で「ドイツ翻訳者・通訳者協会」の会議にベルリン出かけました。翻訳や通訳に関する新しい技術や今後の発展トレンドがそこで議論され、様々な言語を扱っている1600人ぐらいの同僚に会うことができ、この会議も大変実りの多いイベントでした。
最後になりますが、シクロチャンネルの次のエッセイが
アップされたことをご報告いたします(閲覧にはフラッシュが必要)。今回の内容は親子専用のタンデムを使った「自転車ママタクシー」です。
最終更新:2010年3月11日
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ブリストル駅舎内の駐輪の写真は
ウィキメディアコモンズの
写真に基づきます。
撮影:Geof Sheppard。
ライセンス:Creative Commons
Attribution-Share Alike 3.0 Unported。
北ドイツの田園風景の写真は
ドイツ語ウィキペディアの
写真に基づきます。
撮影:Joachim Müllerchen。
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Attribution ShareAlike 3.0 License。
ハンブルクLRTの地図は
ウィキメディアコモンズの
地図に基づきます。
作成:NordNordWest/OpenStreetMap。
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