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路子ブログ*の2010年ログ

(*鉄道の好きな女は「鉄子」なら、道路に興味のある女は…?)


リンク自転車のイベントいろいろ || リンクシェアードスペースに関する記事 || リンク「自転車の事故は自己責任!」 || リンク自転車に関する調査に同行しました! || リンクADFCに関するエッセイ || リンク全自動の立体駐輪場 || リンクまだ生きていますよ!


自転車の宣伝
昔から行われている自転車の宣伝

2010年3月11日(木)
自転車のイベントいろいろ

2月末は自転車一色でしたが、ブログを書く暇を上手く捕まえなくて、ご報告がかなり遅れています。ごめんなさい!

自転車の見本市(エッセン市)

2月26日(金)~28日(日)にはルール工業地帯のエッセンに出かけました。キャンピング、旅行と釣りの見本市が開かれ、その中には自転車の展示が2ホールで行われました。自転車屋の展示ブースは多かったが、今年は特に電動アシスト自転車が目立ちました。自転車をハンドルでボートのように漕ぐ「row bike」や足を前に向かってコグリカンベントなど、様々な変わった自転車の試験運転ができる場もありました。さらにはリンク全ドイツ自転車協会(ADFC)、連邦交通省、リンクノルトライン=ヴェストファーレン州における自転車に優しい市町村の協議会(AGFS)などの展示ブースもありました。ドイツ国内の観光地の宣伝がメーンとなっているホール内でも、自転車が話題として目立ちました。やはり自転車観光が無視できない経済分野に成長したようです!

どきどきはらはらしながら楽しんでみたのは「バイクトライアル」のショーでした。3人の若いお兄さんが特殊の自転車に乗ったままでジャンプして箱や樽などの障害物に上りました。人を飛び越えるスタントもありましたので、見るだけでも心臓が止まりそうでした。

自転車に優しい市町村協議会の会議(エッセン市)

それでも展示会よりも面白かったのは、同じ日に同じ会場内で開かれたAGFS会議でした。市町村の代表者、ADFCの会員や自転車に興味のある方が大勢に集まり、今年のリンクベスト・フォア・バイク賞授賞式に出席し、様々なテーマに関する講演やパネルディスカッションを聞きました。

面白いスピーチはいろいろありました。「馬力の多い公用車は要らない!僕は逃亡中の銀行強盗ではなく、市長ですよ!」と、クルマを捨てて電動アシストの公用自転車で飛び回っているテュービンゲン市長の市内の自転車交通促進に関するスピーチは特に印象的でした。「人の脳みそがクルマで汚染され、クルマが人間の空間をどれだけ奪っているかに気づかない!」と主張しているオーストリアの交通学者のスピーチも大変面白いと思いました。

今年のベスト・フォア・バイク賞の受賞者はところでみどりの党の元の環境大臣ユルゲン・トリッティン(人物賞)とフランクフルト市とその周辺の自転車インフラ問題窓口(アイデア賞)です。この窓口が大変役に立つものです。住民などの道路利用者が壊れた自転車道や汚れた自転車用の道路標識に関する情報をこの窓口に届けて、情報が地図に落とされて、担当行政が自転車道や標識の修理を行います。

自転車観光メッセ(ハンブルク市)

2月28日(日)には次のイベントがありました。ハンブルクの国際会議場には「自転車観光メッセ」が開かれました。開催者はADFCで、自転車屋や自転車専門の旅行会社などの展示ブースがあっても、見本市そのものの準備や実行は全部でボランティアによって行われています(今年は私も少し手伝いましたよ!)。人がこんなにがんばることを見ると、本当に印象的です。

自転車や新しいパーツと自転車観光地(エッセンでも、ハンブルクでもバルト3国の「自転車旅大国」宣伝が特に目立った)の紹介の他には、自転車の交通安全や自転車の旅に関する講演、自転車旅の経験者が自転車、賢い荷物の積み方や旅の写真を紹介しているコーナー、自転車用のナビが紹介されているコーナーや自転車を試験運転できるホールなどがありました。例年のように、工事現場で見られるようなワイヤーのフェンスが暫定の駐輪場として会場の付近に置かれましたが、雪が相変わらず多くて自転車客が少なかったようです。

来年の自転車観光メッセは3月13日のようですが、またがんばって参加しよう!

夏の自転車国際会議(コペンハーゲン市)

さらに、6月22日~25日の間にデンマークの首都コペンハーゲンで開かれる自転車国際会議「ベロシティ」に参加することになっています。日本からも人が来るのかな?

ところで、雪がまだ残っています。今年はちゃんと春になるのかな?

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2010年2月11日(木)
シェアードスペースに関する記事

シェアードスペースに関する記事を書きましたよ!外部リンク この雑誌のp.14と15です。

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氷
危ない!幹線道路は除雪されているが、脇道の氷が10~20センチほど厚くなっていますので、クルマが滑ります。

2010年2月8日(月)
「自転車の事故は自己責任!」

やれやれ。「地球温暖化」とは言え、今年の冬は終わりそうもない。雪が2週間前にいったん溶け始めたが、気温がまた低下したので、道路が先週から見事なアイスバーンに化けてしまいました。今の気温は-6度。ほとんどの市町村には氷を溶かす塩が無くなってしまいました。おまけに、除雪を引き受けている企業が今日ストのようです。すばらしい。

幹線道路は除雪されていますが、クルマで地区内道路に入ることは緊張します。車輪が雪に掘った深い溝の間に盛り上がっている雪が凍ってしまったので、車体の低いクルマががりがりとその上をこすっていきます。この溝のために曲がることも不可能で、クルマで鉄道を走っているようなことです。氷に囲まれている沿道駐車場への出入りはさらはらはらします。

しかし、歩行者も大変です。氷の上に砂がまいてあり、気を着けば何とか無事に歩いていける歩道もありますが、凸凹の氷のために沿道駐車のクルマや(ハンブルクでよく見られる)煉瓦の壁にしがみつきながら歩くようなところもあります。けがや骨折が相次ぎ、病院も大変そうです。普段は自転車や徒歩の郵便配達も転んでけがをした人が多く、半分あきらめたそうです。

そして、自転車は?ハンブルクの自転車道が除雪されていません。自転車で歩道を走ってはいけませんが、凍っている車道で滑っているクルマの間を塗っていくのも命がけです。そこで、社会民主党の議員が自転車道の除雪に付いて議会に問い合わせた結果、「冬の自転車が少ないので、除雪は不要。転んでけがをしても責任は負えません。」との回答がきたそうです。しかし、州の道路法が制定された1974年以降は自転車の位置づけや数が大きく変わっただけではなく、自転車での通学などが今のお天気でも続いているので、「自転車道の除雪は重要だ!州道路法を改正するべきだ!」との声が今年の厳しい冬で増えてきました。

しかし、私の自転車にはスタッドレスタイヤがないので、この状況の中で自転車に乗ることはないぞ!

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「自転車都市」のブリストル
今回訪問した「イングランド初の自転車都市ブリストル」。上から下:▶道路沿いの広告看板類、各種宣伝グッズや資料に描いてある自転車都市のロゴマーク▶「自転車に気を遣ってね!」、「自転車に乗ってくれてありがとう!」などと、クルマの運転者や自転車に乗っている人に声をかけている宣伝幕▶駅舎内の駐輪スペース(撮影:Geof Sheppard*)▶車道内の自転車専用車線とクルマの停車線の前に出ている自転車の停車線▶コミュニティバイク▶大制度までの上り坂と戦っているサイクリスト。右の方は自転車専用空間内、左のスポーティな方は車道内を走っています。

2010年2月5日(金)
自転車に関する調査に同行しました!

1月18日~22日は社団法人日本交通計画協会の調査団体と同行し、自転車交通計画を調べにイギリスのロンドンとブリストル、そしてドイツのベルリンとキールに出かけました。両国の交通省にも訪問しました。メンバーと内容が大変楽しい調査で、私もとても勉強になりました。

調査の結果を纏めることは私の役割ではなく、ブログの限られたスペースでできることではありませんが、受けた印象や考えてことを簡単に述べさせていただきます。

ドイツでは、自転車に関する基本的な考え方が特に印象的でした。「自転車交通をシステムとして見なすべきです!」とのことで、クルマと同様に、自転車のが走行空間や止める空間以外には関連のサービスも必要とする考え方です。例えば自転車への通勤手当、必要なときに手に入る修理サービスや自転車用のパーツ、自転車で旅する人にとっては使いやすい宿、企業や公な所などにあるコインロッカーや店舗などの荷物配送サービスなどを、その「システム」を形成しています。ドイツ国内では、自転車に熱心である多くの人々がこのシステムの完成を目標に掲げているようです。行政が単独に実現できるようなものではなく、様々な分野の多くの人の努力を必要とし、この目的に達することは大変でしょうが…。

イギリスの自転車事情も大変印象的でした。イギリスを初めて自転車で旅した80年代後半と比べて、クルマに関する考え方も、自転車に関する考え方も大きく変わりました。1999年以降は(ドイツなどの「ゾーン30」に相当する)「20mphゾーン」が市町村の判断により自由に導入されるようになり、2000年頃以降はオランダの「ボンエルフ」に相当する「ホームゾーン」が導入され、「人に優しい道路」への転換が明確です。最近は自転車も注目されています。

その結果、自転車に集中的に力を入れている市町村が最近増えてきました。その一つはイングランド地方南西部のブリストル市です。古くからの港町で交通拠点としての歴史が長いブリストルが2008年に「イングランド初の自転車都市」に選定され、自転車促進に関する補助を受けるようになりました。この補助金を活かして、ブリストル市が自転車用のインフラ整備に力を入れているだけではなく、自転車に関するマーケティングやイベントなどのソフト制作政策も熱心に行っています。その中には子供の自転車教育、企業へのアドバイスと補助や、居住者を訪問するアドバイザー制度などがあります。事業の目的は自転車利用を増やすことですが、市がは特に自転車利用の健康効果、交通渋滞の削減や自転車の環境効果を期待しているそうです。ところでこの取り組みとは特に関係がありませんが、イギリス全国の自転車ネットワークなどにがんばっているNPO法人「サストランス」の本部もブリストルにあります。

なお、余談ですが、ブリストルの「先端的な交通に関する取り組み」は港と自転車に限りません。市をロンドンとつなげる鉄道が1840年に開通しましたが、イギリス国内の時間がその当時まだ統一しませんでしたので、中心市街地にある市場の時計には分針が二つあります。分針一つがブリストルの時間を表し、もう一つは10分ほど進んでいる鉄道の時間、つまりグリニッジ標準時を表しています。ブリストルの時間とロンドンの時間が1852年に初めて統一しましたが、それ以前は汽車に乗り遅れてしまった人がどれぐらいいたのでしょうか?

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2010年2月1日(月)
ADFCに関するエッセイ

私が「全ドイツ自転車協会」に関して書いたエッセイがシクロチャンネルに外部リンク アップされました(閲覧にはフラッシュが必要)。取り急ぎご連絡まで…。

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2010年1月14日(木)
全自動の立体駐輪場

駐輪のことを東京都に習うべき!昨年末の日本滞在をきっかけに紹介していただいた江戸川区の立体駐輪場をリンクドイツ語でご紹介することにしました。

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雪
雪化粧のハンブルク。上から下:▶コンテナ▶大晦日の花火から残ったゴミが目と鼻になった雪だるま▶川の流れが粗いところで遊んでいる?鵜▶港▶氷に囲まれた船▶これもハンブルク!農家と(羽がなくなった)風車が堤防沿いに並んでいるアルテンガンメ地区

2010年1月10日(日)

まだ生きていますよ!

日本でもニュースになったかどうかはわかりませんが、北ドイツは雪と低気圧に負けています。バルト海岸が特に大変のようで、堤防が吹雪のために危なくなり、停電が発生し、交通事故が多発していました。地方紙のオンライン版によると、雪が強風のために高く積もり、アクセス不可能になった集落さえあります。そもそも雪が少ない北ドイツですが、数多くの電車やクルマが今週末の例外気象のために雪の中でスタックしてしまい、320人以上がその結果として寒い思いをしながら昨夜を過ごしたそうです。地方部の除雪が間に合わないので、ドイツ最北の州であるシュレースビッヒ・ホルシュタイン州の一部の学校が明日休校になります。30年ぶりの吹雪だったそうです。

一方、ハンブルクでは雪が降ってはいましたが、まったく平和でした。

「雪化粧のハンブルクを見て楽しみましょう!」と、友人と一緒に出かけました。ハンブルク港や市の中心市街地を回り、最後にはエルベ川沿いに東に向かいました。なるほど、雪は数センチ積もってはいましたが、リンクちょうど一年前ほどの氷はありません。

いろいろと回った結果、体が冷えておなかがすいてきましたので、帰りの途中で偶然にアルテンガンメ地区の堤防のそばで発見した店に入りました。わらぶき屋根の古い建物で、気づいたら飲食店経営が200年以上続いています。中に入ってみると、さすがにタイムスリップでした。藁から作られた無数の星の飾りが天井からぶら下がり、ろうそくがほのぼのした雰囲気を出している部屋が狭く、家具も部屋のスタイルも多昔のままでした。他の客は皆地元だったようで、ものすごく居心地の良いところでした。紙に書いたメニューもなく、決まった値段もないようで、あまりのもアバウトのためにはまずは不安でしたが、払ってみると案外安くてびっくりしました。食べ物は簡単でしたが、味はものすごくおいしかった。この幻の店には、また行きたいよ!

しかし、もう一つのびっくりがありました。アマチュアーのサイクリングレースが毎年10月にこの店の前で出発することが家に帰ってからネットを見てわかりました。このレースはハンブルクからベルリンまでのもので、走行距離は1日275キロです。ちょっときついかな?(絶対に死ぬぞ!)


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最終更新:2010年8月17日
© Susanne Elfferding. All rights reserved.

ブリストル駅舎内の駐輪の写真は外部リンクウィキメディアコモンズ外部リンク写真に基づきます。 撮影:Geof Sheppard。 ライセンス:Creative Commons 外部リンクAttribution-Share Alike 3.0 Unported